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絵本旅行社・旅プラン「よむ 3」

「くるくる」を選んだあなたには・・・

『ボ タ ン』

とてもオシャレで、攻撃的な絵本です

ふつう 絵本は、扉をひらき、絵や文字を読むことによって

夢のような世界へと 誘いこまれます

そこで、ゆったりとした時間に身をまかせ、

扉をしめることで、夢が終わる........そんな感じ。

でも、この絵本は違う

おはなしのほうが、こちらが側へとびだしてきて

現実世界で お芝居がはじまり

読み手まで 舞台に上がらされ

いっしょに演じなくてはならない、といった感じなのです

扉をあけると、まず登場人物の紹介があり

そのあとに おはなしがはじまります。

主人公は赤いボタン

ひとつのボタンが おとこのコートから

「ぼく、せかいを みに いこう」

といって 冒険の旅へでかけます

ここから、読み手も

赤いボタンといっしょにまわりながら

冒険をすることになります

文字は絵を囲むように、「コの字」に配列されているので

本をタテにしたり、サカサにしたりと

くるくるまわしながら 読まなくてはなりません

絵はしっかり見たいし、おはなしのつづきは気になるし、

本は まわさなくてはならないしで、

ゆったりしては いられません

あやつり人形のように

作者にあやつられるまま 読まされてしまう

こんな手法もあるのだと 感心してしまいました。

絵は、英字新聞や切符などが コラージュされていて

個性的で とてもオシャレ。

読んで良し、飾って良し、の一冊です。


『ボ タ ン』
サラ・ファネリ (さく)/ほむらひろし(訳)
1997年10月 発行/フレーベル館
40p/サイズ31×22cm/1994年作品


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