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絵本旅行社・旅プラン「たのしむ3」

「目撃」を選んだあなたには・・・ 『いたずらこねこ』

横長ページの空間が、最大限に活かされています。

余計なものが一切描かれていないので、

描かれているものに集中させられてしまいます。

単純明快。

おとなもこどもも ねこ好きでなくても、

無条件に楽しめる作品です。

下部に地面をあらわす一本の線。

左端に池、右端に垣根。

この位置関係は最初から最後まで動きません。

登場人物は「かめ」と「こねこ」。

「かめ」は左端の池に住んでいます

「こねこ」は右端の垣根からのぞいています

なにかがおこる予感がします

マイペースの「かめ」と好奇心旺盛な「こねこ」

ページをめくるごとに ちかづく距離。

どうなるの?どうなるの?どうなるの?

それで?それで?それで?

あぶない!あぶない!あぶない!

「かめ」と「こねこ」の一挙一動にクギヅケです。

読者は目撃者となるのです。

固定されたカメラのように動かない視点は

そのまま目撃者の目線。

臨場感がスゴイです。

おはなしだとわかっているのに

息をひそめ、緊張している私がいました。

緊張がゆるみ、

うふふと思わずほほえんでしまう終わり方もいいです。

「かめ vs こねこ」

この対決、ぜひご覧ください。


2003.7.13

『いたずらこねこ』
バーナディン・クック(ぶん)/レミィ・シャーリップ(え)
/まさきるりこ(やく)
1964年11月1日発行/福音館書店
/世界傑作絵本シリーズ・アメリカ
48p/サイズ19×27cm/1956年作品


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