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絵本旅行社・旅プラン「しる 5」

「ねこの目」を選んだあなたには・・・

『よるのねこ』

三日月の瞳が

満月の瞳に変わるとき、

こんなにも いろいろなものが見えているのですね。

ああ、「ねこの目」があれば

世界が2倍たのしめるのに!

思わず ねこがうらやましくなってしまう絵本です

おひゃくしょうのリーさんは、夜になると

ねこを そとにだしてやります

そとは まっくら

月と 星と 窓越しのあかりだけ

影絵のようなシルエットが 描かれています

次のページをめくると

色とりどりの花や 家や 寝ている鳥の姿までもが くっきり!

わたしたちには よく みえないのに、
ねこには なんでも はっきり みえます。

人間の目で見える ほどんと闇の風景と

ねこの目で見える 色鮮やかな風景とが

交互にあらわれます

その対比は、

まるで 手品のたねあかしをするかのよう。

ページを前後させて

なんどもなんども 確かめたくなります。

” ねこの目を通して世界をみる ”

30年以上前の発想ですが とても斬新です

絵もデザイン性が高く 色合いも洗練されています 

文章はお話というより ナレーションのよう

まず ねこが勝手にあるいていき

それを追いかけるように 淡々としたことばがあります

そんなことばなど まったく無視して

ねこは こちらを見ようともしない

じぶんの気のむくまま ひたすら進んでいく.......

このあたりも ねこの習性がでていて

うまいなぁと思います

何度みても センスの良さに感心。

くりかえし みたくなってしまう 1冊です

 

『よるのねこ』
ダーロフ・イプカー(文と絵)/光吉夏弥(訳)
1988年3月30日発行/大日本図書
46p/サイズ25×19cm/1969年作品


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