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絵本旅行社・こどものとも年少版

さかなまちいき でんしゃ
こどものとも年少版 354号(2006)/絵本化されていません
いぬいちえ・ぶん/にしむらしげお・え/福音館書店

バックナンバー(354号)
 タコくんの冒険のおはなし。おはなしは、タコくんが海沿いの1本の松の木にのぼったところからはじまります。松の木の上から見えたもの、それは「おまつり」でした。にぎやかな雰囲気、笛や太鼓の音に誘われて、タコくんは、ひとりでおまつり見物に出かけます。

 アレコレながめて歩いているうちに、いつのまにやらタコくん迷子。最初にのぼった松と同じような松はあるけれど、海は見えません。海へ帰りたいよーと泣き出してしまいます。心細い状況の中、電車が走っているのを見つけ駅へとむかいます。駅では白髪あたまのおじいさんが、「さかなまち行きの電車にのればいいよ」と教えてくれます。タコくんとおじいさんをのせた電車は、陸上から海へとあたりまえのように潜っていきます。

 西村繁男さんの絵、いいですね〜。おまつり、お店の看板、電車のつり革広告、謎のおじいさん・・・。すみずみまで楽しめます。

 タコくんがいなくなったのに気づいたご両親は、さぞ心配したことでしょう。電話をかけまくるお父さん。タコくんの姿を見つけて涙ぐむお母さん。タコくんは愛されているのですね。最後の場面、叱らずに、タコくんのお土産話をきいてあげている様子に、ご両親の度量の大きさを感じました。タコくんの夕飯、これはたぶん・・・「シーフードカレー」ですね。

【備考】