<< TOP  < こどものともリスト

絵本旅行社・こどものとも012

ねえ、あそぼうよ
こどものとも012/146号(2007)/絵本化されていません
たしろ ちさと 作/福音館書店

バックナンバー(146号)
 子どもが投げかける。親がしっかり受けとめる。すてきな親子関係がえがかれているの作品です。
 「ねえ、あそぼうよ」と問いかけるのは、表紙のぶた、ゴリラ、ライオン、ゾウ、ウマ、そして人間のあかちゃん。おかあさんやおとうさんの後にぴったりとついて、背中越しの問いかけです。次のページをめくると、その言葉を受け止めて、いっしょに遊ぶ親子の姿があります。いっしょに遊ぶ場面のあかちゃんの顔は、どの子も満たされて幸せいっぱいの表情をしています。すてき。思わず私の口元がゆるみます。それぞれの動物の習性が感じられるあそびかたもいいです。
 親子の信頼関係は、こういうちいさな積み重ねから築かれていくのではないでしょうか。いそがしい日常の中、子どもに「あそぼう」と言われても、なかなかあそぶ余裕がない親のほうが多いでしょう。でも、一瞬でいいのです。その子の目をみて、気持ちを全身で受け止めてあげて欲しいなぁと思います。

【備考】