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絵本旅行社・こどものとも012

おなかが すいた
こどものとも012/139号(2006)/絵本化されていません
佐々木マキ/福音館書店

バックナンバー(139号)
 「おなかがすいた」→「たべる」という、超シンプルな展開。でもでも、とってもいいんです。

 おなかがすいているのは、「うさぎさん」「わにさん」「きつねさん」「ぶたさん」「くまさん」「おんなのこ」「ごりらさん」。どのコも、腹ペコはしょんぼり顔なのに、食べはじめるとニッコリ!このギャップがたまらないです。

 そういえば、おなかがすいた時の赤ちゃんは、ものすごい顔で泣きますよね。あの鳴き声は、「絶叫」に近いような気がします。生命のカタマリである赤ちゃんは、「生きる」ということに貪欲です。だから、全身を血の色に染める腹ペコの叫びは、キョーレツに激しい。でも、おっぱいを口にふくんだとたんに仏顔。これ以上の幸せはないっていう顔をします。この作品を読んでいて、我が子との幸せな「おっぱいタイム」を思い出しました。

 女の子が最後ではなく、ごりらを最後に登場させるあたり、ユニークでいいですね。佐々木マキさんの描く「うさぎ」「きつね」「ぶた」は、おなじみですが、「ごりら」は、あんまりないのではないでしょうか。佐々木マキファンは、要チェックです。

【備考】