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絵本旅行社・こどものとも012

ごろんご ゆきだるま
こどものとも012/106号(2004)/絵本化されていません
たむらしげる さく/福音館書店
 たむらしげるさんが012に初登場!思わず飾りたくなってしまうかわいさ。でもでも、ええー?これが「たむらしげるさん」の作品?と疑いたくなってしまいます。だって、布を素材とした絵本なのですから。

 ここに登場するゆきだるまくんは、誰かの手によってつくられたのではありません。「ごろごろごろんご」とやってきて、「ずででん」と重なってうまれます。こころをもち、行動できる力をもっている不思議なゆきだるまくん。「〇〇したい!」と意思をもち、努力を重ね、日々成長していく時期の赤ちゃんや子どもたちにぴったりです。

 本物のゆきだるまは、いつかは溶けてしまうハカナイもの。それに比べて、このゆきだるまくんは、なんてイキイキとしていることでしょう!「布」のもつ素材感が、ゆきだるまくんの存在感をたかめているような気がします。ことばの響きが心地よい、赤ちゃん向けのすてきなファンタジー作品です。
【備考】
・たむら氏は、2000年1月10日〜1月22日まで、青山のピンポイントギャラリーにて、
 2000年をお祝いする展覧会『たむらしげる オリジナルフラッグ展「FLAG MAN」』を開催
 (この展覧会に文を添えて、雑誌「MOE」2001年6月号に掲載)。この展覧会に編集部
 の方が見にいらして、この絵本が生まれるきっかけとなった。
 

・土台とした布は「天竺木綿」。好みの色合いを出すために化学染料で染め、ハサミで
 切った面白さを出すために、両面接着芯をアイロンで接着した布を切り、土台の布に
 貼り付け、手縫いで仕上げたのだそう。
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