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絵本旅行社・こどものとも

クリスマスのちいさなおくりもの
こどものとも609号(2006)/絵本化されていません
アリスン・アトリー 作/上條由美子 訳/山内ふじ江 絵/福音館書店

バックナンバー(609号)
 
 ペパーミントグリーンが印象的な作品。「こどものとも」「12」の文字も、しっかりクリスマスカラーになっています。

 クリスマスイブだというのに、暖炉の火は消え、寝静まった家。部屋の中にはクリスマスツリーもなく、準備はなにひとつされていません。クリスマスの準備ができていないのは、貧乏だからではなく、おかみさんが入院しているから。クリスマスは、家族で祝う大切な行事です。母親という存在が欠け、だんなさんも子どもたちもさみしく、寒々としている様子がつたわってきます。そんな状況を知っているねことねずみは相談して、クリスマスを迎える準備をはじめます。

 ねこがつくる「ミンスパイ」は、ひと口サイズでおいしそう。赤い帽子に赤い服を着たあの方も、お好きなようです。「ミンスパイ」について少し調べてみると、イギリスの伝統的なクリスマス菓子のひとつで、「ブランディーバター」という甘いバターをつけて食べるのだとか。うむ〜。どんな味がするのでしょうね。

 クリスマスイブの夜11時から真夜中の12時までの小さなドラマ。アリスン・アトリーのおはなしは、「心からもてなすこと」のすばらしさ、あたたかさを教えてくれます。

【備考】
・年間予定の仮タイトルは、「クリスマスのおくりもの」

・原作のテキスト“THE CHRISTMAS SURPRISE”は、1970年に書かれた作品。

・表紙の著者名に、ふりがな表記ナシ。

・おはなしの中に出てくる「ミンスパイ」(p.8)、「キッシング・バンチ」(p.16)についてページの下部に注釈が記載されている。