<< TOP  < BACK                                絵本旅行社・ありがとう・キネンビ・フクロウNo.3


フクロウの秘密


● K-クンネレーク ●
 


 
その昔、

蝦夷の国は 人もクマもりすもみんな仲良く暮らしていた。

ある日のこと、

空一面に黒雲が現れ、

その隙間から 激しく氷の粒が降り注いだ。

それは幾日も続き、

森に住む者たちはなすすべもなく、

ただおろおろと空を見上げるばかりだった。




 食べ物も無くなろうかというある日のこと

「ペウレブ、チコイキブ、ニオルポウシヶ、オチュウ」
(食べ物があるよ、どっさりあるよ、みんな出ておいで)

という声がした。



見ると、

クンネレークカムイだった。




みんなが

クンネレークカムイのあとをついてゆくと、

そこには沢山の食べ物があり、

みんなは

おなかいっぱい食べた。




それ以来

クンネレークカムイは

森の守り神として、

知恵と勇気のある者として

大切にされた。








@「クンネレークカムイ」は

アイヌ語でふくろうのこと 「夜鳴く鳥」という意味。


 〜ありちゃんの作り話100選より〜




                                
by ありちゃん




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