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絵本旅行社・旅プラン「みる 3」

「数」を選んだあなたには・・・ 『かぞえてみよう』

一言でいってしまえば、0から12までを「かぞえる」絵本です

でも 単なる幼児向けの かず絵本とは レベルが ちがいます!

数字を 「かぞえる」

物を  「かぞえる」   人を 「かぞえる」

時間を 「かぞえる」 季節を 「かぞえる」

ことばで 「かぞえる」etc...

「かぞえる」ということに関して こんなにさまざまな角度から

 こだわった絵本は ないのでは?と 思います。

「かぞえる」ということは

確認であり、発見であり、ドラマである。

この絵本を通して そう実感しました。

表紙には、ステキなお家が並んでいます

まずは数えずに(笑)、

どのお家にしようかなぁ......くらいにして 扉をひらきましょう

「0」の場面、

そこにあるのは、白で覆われた山と かすんだ青空。

そして、道なのか 川なのか わからない

空と同じ色をした ゆるやかな線。

なんだか とてもさみしい絵です......。

続いて 「1」の場面、

そこには、太陽が輝き、一軒の家が建ち、ひとりの大人がスキーをしていて

ひとりのこともが ゆきだるまをつくっています 

一匹の犬は 橋をわたり

新雪にあしあとをつけて歩いている......

「0」とのちがいは 歴然です

橋がひとつ あらわれただけで

なにかわからなかった ゆるやかな線は 「川」だったことがわかります 

数が多いときと 少ないときの 比較ができます

日本語独特の さまざまな かぞえる単位を 再確認できたりします

また、ただ数があるだけでなく

そこには ものがたりまでもがある

0から12までのあいだに

家などが増えていき、人々ははたらき、生活しはじめる

時は過ぎ、季節はめぐり

村が栄えていくようすは とてもたのしく 豊かな気持ちになります

私たちは一生、いろいろな場面で「かぞえる」のでしょう。

だからこそ、幼いこどもたちには

急ぎ足で 知識だけをすりこむようなことは したくありません

こんなふうに じんわりと

「かず」という 不思議で ステキで すばらしい概念を

こころに しみこませられたらいいな と思います

文字はありませんので

じっくりと

親子でお話しながら 見て欲しい絵本です。


『かぞえてみよう』
安野光雅 (さく・え)
1975年11月12日発行/講談社
28p/サイズ25×26.5cm

【メモ】 わたしの持っている本は、1989年第25刷なのですが、奥付の作者名のところが 「安野光雄」となっています(笑)

まさか、今もこのまんまじゃ.......ないですよね。


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