| 甘い生活。 |
| 8月19日〈金) 広島旅行記 その5 |
| ■2005年7月28日(木)、晴れ。 頭がイタイ。カラダがふらふらする。夏バテに寝不足が加わって、かなりキビシイ体調。午後の 分科会まで体力が持つかしらん?無理矢理、朝ごはんを食べる。 9:30〜分科会開始。8つの分科会のうち、今年は『地域で育むおはなし会−家庭・公民館・図書 館−』を選んだ。岩崎京子先生と山口節子先生も同席される。(わお!なんて豪華)発表は、広島 在住の三浦精子先生と新潟のKさん。最初は、新潟のKさんから。『デイサービスセンター(通所介 護施設)での読み語り』をテーマに話された。 Kさんは、デイサービスの職員として働きながら、絵本を読み語ることを実践していらっしゃる方。 ボランティアが施設に入り、おはなし会をすることはよくあると思うが、職員として、通常の業務の中 に絵本を読む時間を取り入れている場所は、まだ少ないと思う。自分の休み時間内でならやっても よいと許可を得てのスタートだったそう。70代、80代の人生の先輩達に、母と子のように1対1で、ま たは小グループの中で、絵本を読み語りはじめたKさん。徐々に、先輩達に変化がみられるように なる。読んでもらった絵本の絵をメモ帳に書き出した75歳の方、一言もしゃべらなかった方が絵本 に触発されて口を開いたこと、商売をしていた頃のこと、お金勘定のことばかり言っていた方が 絵本の絵からご自身の原風景が引き出され自分の子ども時代のことを語りはじめた、などなど、 すばらしい実践例を紹介された。「人の心に素直に、そして透明に溶け込む絵本の力って、 すごいですね。」とKさん。うんうん、本当にそうだなぁ、すごいなぁと思った。今では、周囲の理解 を得て、全体の中のレクリエーション活動として、絵本の読み語りをされているそう。最後に、 実際にレクリエーション活動で読まれたという「きつねにょうぼう」を読み語り。心のこもったすてき な読み語りだった。 (つづく) |
| 8月18日〈木) 広島旅行記 その4 |
| (■2005年7月27日 またまた続き) 村上啓子さんの講演会の後、別室に移って呑み会へ。私は昔から、大勢でワイワイって苦手。 コンパも大嫌いだった。呑むのも話すのもきらいではない。ザワザワしているので、隣の人と会話す るのに、大声で話さなくてはならないのがイヤなのだ。聞こえないから、相手に耳をよせ、距離間と 親密度は深まるのかもしれない。でも普段のテンションが低い私は、とっても疲れてしまう。出入口 付近の下座にいたら、「ここはスタッフが座るので、奥へどうぞ」と言われてしまった。あああ。席を 選ぶのって苦手。一旦、席についてしまうと、そこから動けなくなってしまうのだ。席を立つタイミング がまるでわからない。要領よく席を替えて、いろんな人とおしゃべりしている人ってスゴイなぁ。あそ こへ行っておしゃべりしたいなぁ〜と目の端でその人を捕らえていても、隣の人を置き去りにできな い。ああ、私が「ろくろっ首」だったらよかったのに。席はそのままでも、首をのばして「こんにちは」 ってできるのに。話は盛り上がっているのに、頭の片隅で、そんなことを考えている私。失礼しまし た。。。兵庫のKさんにいただいた情報。忘れないうちにメモメモ。童心社の平和かみしばいで、 今年6月に同時に刊行された3作品。私が見たのは「二度と」という松井エイコさん脚本の作品。 写真が使われた場面展開で、すごい迫力。手にとって、もう一度じっくり読んでみたいと思った。 呑み会が終わり、それぞれ2次会となった。私は、ケイさんのお部屋へおじゃまして、お茶とお菓子 をご馳走になりながら、おしゃべり。「ととけっこう よがあけた」という新刊絵本を教えていただい た。このわらべうたは知っていて、子どもたちの前でも何回かうたったことがある。ましまさんの絵が とっても温かくてステキ。楽譜ものっているので、うたを知らない人にも紹介しやすい。すぐに使えそ う!とうれしくなった。わらべうたのこと、いろいろな本のこと、近況などをおしゃべりしていたら、時間 はあっという間に過ぎて気がついたら夜中の1時をまわっていた。やっぱり私は、静かなところでのん びりおしゃべりするのがスキだわ。 いろいろなモノを見て、いろいろな人と出会って、いろいろな想いを感じた1日だった。 |
| 8月16日〈火) 広島旅行記 その3 |
| (■2005年7月27日 また続き) 講演終了後、お好み焼きを食べに町へ。行き先は、有名な老舗「みっちゃん」。このお店、ツレア イが教えてくれた。青森に彼のいきつけの鉄板焼き屋さんがあるのだが、ここのオーナーのご夫婦 は、みっちゃんで修行してお店をひらいたのだという。青森のお店へは伺ったことがないのだが、 そこで食べておいしかったメニューは、ツレアイが腕をふるってくれるので、ちょくちょく我が家の週末 のメニューになっている。実は私、お好み焼きはそんなに好きな食べ物ではなかった。でも食べてい るうちに、だんだん好きになっていった。今では「粉っぽい」というイメージから「キャベツたっぷり、 オイシイ」と思うように。宮城にいて、青森のお店の味で広島の名物が好きになるとは不思議な縁 だ。これは是非ともルーツのお店に行かねば。というわけで、事前に場所などをチェックしていて、 ひとりでも食べに行くつもりだった。でもみんなで外に食べに行くことになったので、「みっちゃんに行 きたいなぁ」と提案。いいねぇ行こうとなった。2台のタクシーで出かけたのだが、なんと途中ではぐれ てしまった!タクシーの運転手さんによると、みっちゃんは市内に5店舗もあるのだという。お店を把 握していたのは私だけで、後車にちゃんと伝えなくて悪かったなぁと思いつつお店の前でしばらく待 つ。連絡はつかない。19:00からの被爆体験者のお話を聞くために残された時間がせまってきた。 仕方なく、さくらさん、山形のUさん、私の3人だけで店に入った。入口は狭かったが中はけっこう広 い。思ったよりもメニューがたくさんあって迷ってしまう。私は「イカ天玉子入りそば入り+ねぎ」を注 文。ボリュームたっぷり。そばが、コンガリぱりぱりで、おいし〜い!みっちゃんの特製ソースはオタ フクソースよりも甘みが強く濃厚。でも、山盛りの青ねぎと一緒に食べると口がさっぱりイイ感じ。イカ 天も香ばしくてイケル!夏バテ気味の私はちょっぴり残してしまったが、大満足でホテルへと戻る。 被爆者体験の語り手は村上啓子さん。爆心地から北東に1.7kmのところのご自宅で被爆された そう。60年前の村上さんは、8歳。我が家の娘、のんちゃんと同い年だ。「夏休みはなかったです。」 と村上さん。戦争のため、お茶がらや馬フンを集めては軍隊や学校へ持って行くのが、子どもの仕事 だったそう。お習字に書く文字といえば「勝て勝て日本」「欲しがりません勝つまでは」。いつも追いた てられ、必死で生きてきた少女時代がお話の中から浮かび上がってくる。その上、被爆体験まで! リセットできない戦争の傷跡に、私は初めて触れることができたような気がした。村上さんのお話を ききながら、原爆のことをもっと知らなくてはと思った。知らないままでいるのは、罪のような気がして きた。たとえ体験していなくても、たとえ本当の苦しみはわかってあげられなくとも、平和を願うことは できる。ダメなものはダメと言うことはできる。今までは戦争のこと、うまく伝える自信がなくて避けて きたけれど、まずは、家庭の中で子どもたちと話してみよう。戦争について。原爆について。本当の 「敵」は何なのか? お話をききながら、私の頭の中は色々な思いが渦をまいていた。 (つづく) 村上啓子さんが紹介してくださったサイト ------------------------------- ★HIROSHIMA SPEAKS OUT! ・・・広島における原爆被爆者の被爆体験とその後の生き方、平和推進活動に関する 情報提供総合サイト |
| 8月11日〈木) 広島旅行記 その2 |
| (■2005年7月27日 続き) トリハダをこすりながら、平和公園をつっきって会場のアステールプラザへ。なんとか間に合った。 夏の集い・1日目のオープニングは、緩急車雲助さんによる講談「ヒロシマの河は黒かった」。ひとり の空軍の兵士から見た原爆の日のドラマだった。実は私、生の講談、初体験。独特のリズムが あって、語りとはまた違った魅力があるなぁ。「講談」について少し調べてみると、講の字は「歴史」、 談は「お話すること」、とあった。「講談」っていうのは、歴史を語ることなのですね。ハジメテシリ マシタ!同じ話芸でも、落語はお客様に楽しんでもらうための創作のお話だから、講談とは別物。 うん、なんとな〜く違うと思っていたが、ようやくスッキリ。 講談につづいて、広島支部の開会のあいさつとコマ先生の基調講演。コマ先生の講演は、何度 聴いてもいい。今回は一番最初に『何で本を読んでもらうのってたのしいのでしょうか?』と問いかけ られた。何でだと思います? 『だれかに会えるよろこび。ワクワク・ドキドキ、感心したり、いいなぁと 思ったりできるから』とコマ先生。 うんうん、そうだ、と私も思った。運動オンチの私でも、お話の中で なら冒険できる。登場人物と友達になれる。読み終わった後、必ず思う。こんなことやってみたい。 こんなもの食べたい。こんな人になりたい・・・。読書の感動は、静かで深い。言葉や色彩でえがか れた世界が、こころの奥底に眠っている何かを目覚めさせる。何かが目覚め、ふるえ、それが心に 伝わってジーンとする。一方、映像の感動は、激流にのみこまれたような感じ。音楽が心に魔法を かけ、一瞬のうちに、とてつもなく強い力で、どこかへ連れ去ってしまう。それはそれで、気持ちがい い。私はどちらも好きだから。 あまんきみこさんの講演会は、去年の山形に引き続き2回目。また、お元気そうなお顔を拝見 できて、とてもうれしかった。内容は、コマ先生がインタビューというか、ナビゲーター役で、質問を したりして進行しながら、あまんさんの作品のことを中心にお話された。たとえば『七つのぽけっと』 に収録されている「秋のちょう」というお話は、あまんさんのお子さんに話したおはなしで、ほとんど 加工していないものなのだそう。たとえば『ぼうしねこはほんとねこ』は、小さいもの、大事にされ ものへの想いをえがいたもの。たとえば『おかあさんの目』は、母親側からえがいたのではなく、 あまんさん自身が、母親から抱きしめられている喜びをえがいたのだそう。講演の最後には、 『ちいちゃんのかげおくり』を読み語りしてくださった。優しく静かな語り口で、本当にすばらしかっ た。作品についてではないけれど、私のメモに★印がついていた、あまんさんのことばがあった。 ★いっしょうけんめい願っていると、見えてくる扉がある ★人は、自分に向けて、ことばをひきつけている。 勇気と元気がでる、すてきな言葉。あまんさん、どうもありがとうございました。またお会いできます ように。私は会場で、表紙の青空の色にひかれて『ひつじぐものむこうに』を購入。まだまだ読んで いない作品がたくさんある。ゆっくりと読んでいこう。 (つづく) |
| 8月7日(日) 広島旅行記 その1 |
| ■2005年7月27日(水)、仙台・くもり〜広島・晴れ。 前日に子どもたちを実家へ預け、ひとり飛行機で広島へ。空港まではツレアイが車で送ってくれた。 前日に大型の台風が来ていて、飛行機が飛ばないかも・・・と心配していたが、予定通りに出発。 久しぶりの飛行機だったので、窓から景色を眺めていたら、あっという間に広島に着いてしまった。 仙台−広島は、わずか1時間35分!東京へ帰るよりも近いってドウイウコト? 広島空港−広島バスセンターのリムジンバスで、約1時間。隣の席のビジネスマンがずーーっと 「貧乏ゆすり」をしていた。気にしないようにすればするほど気になって、バスに酔ってしまった。 市内へ到着したのは、お昼の12時頃。暑さとバス酔いでヨレヨレ。重い荷物も持って歩くと、耳鳴り がしてきた。ダメダ。とりあえず、近くのカフェに入る。荷物を置き、水をのみ、テーブルにうつぶせに なった。30分ほど休んでいたら、ようやく気分がよくなってきた。コーヒーとパンを食べながら、地図 で会場を確認。歩いて行けそうだったので、原爆ドームを見て、平和公園をつっきって会場へ行く ことにした。 初めて見る原爆ドームは、青空の下で凛とした姿で立っていた。カラダは傷ついているけれど 冠を外さず、誇りをもって主張しつづける王様のようだと思った。感動なのか、怒りなのか、悲しみ なのか、自分でもよくわからない感情がわきあがってきて、炎天下、汗をかいているのに、全身に トリハダが。腕をこすっても、トリハダはおさまらなかった。 (つづく) |
| 8月6日(土) 広島旅行記〜はじめに |
| 私はかなり平和ボケした人間だと思う。戦争について、子どもたちにどうやって伝えればいいのか わからないままここまで来てしまった。戦争絵本も何冊かもっているが、自分からすすんで読むこと は少なかった。 今年、「この本だいすきの会」の夏の集会が、7月27〜29日まで広島で行われた。被爆者から 直接うかがった体験談や、原爆について書かれた本、平和記念資料館の館長さんのお話、平和を 願う講演会など、今回は広島ならではのプログラムが印象的だった。 自分の中では、まだまだ未消化な部分が多い。でもようやく、少しずつ伝えられそうな気がする。 戦後60年という節目の年に、広島へ行けてよかった。ただ楽しむだけの旅ではなかったが、 たくさんの出会いをいただいた。忘れないうちに、いろいろな気持ちを書きとめておこうと思う。 |
| 7月16日(土) 気仙沼へ |
| ここのところ、あわただしくてストレスがかなりたまっていたので、気分転換にちょっと遠出をしたく なった。ツレアイも出張でいないし、子どもたちの予定もない。さて・・・?地図とにらめっこしていた ら、ふと先日のニュースを思い出した。気仙沼のリアスアーク美術館でババールの原画が見られ るって言ってたっけ。決めた。気仙沼へ行こう! 仙台−気仙沼が140km。亘理からだと160kmちょっと。高速が全部つながっていないので、 3時間くらいはかかってしまう。運転を交替してくれる人はいないけれど、まぁ、なんとかなるでしょう。 出発。三連休初日にしては、道は空いていた。仙台東部道〜三陸道終点まで1時間ちょっと。 高速を降りて、道の駅・上品の郷でひとやすみ。とってもキレイで大きい建物だ。レストランでのん びりランチしたいなぁ。温泉にも入りたいなぁ。でもグッとこらえる。のんちゃんがアイスを買いたいと いうので「真珠アイス」というのを買ってみた。 ←中身は食べ終わっちゃいましたバニラの色が真珠色をしている。成分表をみると、本物の真珠も入っているようだ。サッパリしていて なかなか美味。人魚姫が食べたらなんと言うかしらね? R45をひたすら北上。海に近い道なので、時折、海がパァーっと視界に広がる。なかなか楽しい ドライブだった。無事、リアスアーク美術館に到着。船の形をしたモダンな建物は、入る前から ワクワクさせてくれる。「ぞうのババールの世界展」は、ババール生誕75年を記念した催しで、 絵本原画60点にスケッチ、写真、初版本などが展示されていた。 ![]() 原画は今年出版された『ババールの美術館』を中心にしたもの。絵本で疑問だった部分が、原画を 見て納得。ふむふむ、こうなっていたのかぁ〜。他にも、ヨガ体操をやっているものとか、宇宙旅行へ 行くものもあって、これは未邦訳?? 特に、宇宙旅行の作品は、宇宙人が「ものすごーく痩せた ぞうの姿」をしていて笑ってしまった。日本でも出版されるといいなぁ。原画は印刷でみるよりも、ずっ と優しい色。見に来たかいがありました。ババールに会えてよかった! 美術館の後は魚市場・海の市へ。気仙沼といったらやっぱり「フカヒレ」だよね。と思っていたら、 入口をちょっと行った所に、回転寿司があって「フカヒレ寿司」があったので食べることにした。 ![]() 軍艦の上にドーンと登場したフカヒレくん。見た目は美しいとは思えなかったが、とってもジューシー な感じで光っていた。「下味がついているからお醤油をつけて食べなくても大丈夫だよ」と言われた ので、そのまま食べてみる。不思議な食感。うむ、悪くない。子どもたちは、フカヒレスープも注文。 豪華なおやつタイムの後、館内にある「氷の水族館」へ。マイナス20度の世界で、氷で標本され た魚たちを鑑賞できる、ちょっと変わった水族館。防寒コートを着用して入るのだが、それでも寒さ を感じる。異様な世界だった。魚が氷のなかから、新鮮な目でこちらを見ているんだもの。コワイ。 館内には、もうひとつ「リアスシャークミュージアム」があって、こちらはオモシロカッタ。標本があれ ば、水槽もあって生きているサメをみることもできる。水族館と博物館が一体化したような感じ。タ ッチプールでは、トラザメに触ることもできた。 ←トラザメ /写真撮影:はるくんお土産屋さんにて。化石好きのはるくんは、5千万年前のサメの歯の標本を買う。それにしても、5千 万年前のものが数百円で買えるって、ナンデ?? さてと、もうすこし遊びたかったけれど、今夜はツレアイが北海道から帰ってくる。空港へ迎えにいく 約束の時間が迫ってきたので帰らなくっちゃ。またね、気仙沼。今度はみんなで来るからね。 |
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