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甘い生活。      

12月8日(月) 11月のこと
気がつけば、もう12月。日記も9月以来書いていない始末。

そうだ、今日は父の誕生日だ。おめでとうございます。元気でなによりです。

少々風邪気味ですが、不出来な娘も元気でがんばってます。

それにしても、11月はスゴイ月だった。絵本関係のいろんな方々のおはなしを聴くことができた。

☆京都在住の絵本作家、国栖晶子さんの原画展
 
 絵本旅行社HPを通して知り合いになった国栖さん。にこやかでとても素敵な方!
 
 原画は、やわらかであたたかでした。原画展の会場となった「Mikke」という絵本カフェにも行けたし

 のんちゃんとはるくんのために、特別に書いてくださったイラスト付きサインもいただいて大満足!

☆赤木かん子さんのミニ講演会

 青森からの帰りに、仙台の書店に立ち寄ってくださることになり、急きょ行われることになったもの。

 20名くらいでとてもアットホームな感じでした。かん子さんは、2時間しゃべりっぱなし!疲れなど

 まったくみせないパワフルなおしゃべりに圧倒されました。とにかく、ズバッズバッと切りこむような

 かん子流の解説がオモシロカッタ。 「今、『赤毛のアン』を読むのは50、60代。ブックフェアなん

 てやっても、おばさんしか来ません!!」 な〜んてことをハッキリ言っちゃって爆笑でした。

 時代をしっかり読み取り分析するチカラと幅広い豊富な読書知識。それを、大人だけでなく、

 こどもたちにも、わかりやすい形で提示できる(たとえば図書室改造という形で)。スゴイ人だなぁと

 改めて思いました。また、お話伺いたいなぁ。

☆山形での長谷川集平さんの講演会

 高速をぶっとばして駆けつけた講演会。自ら読まれた『はせがわくんきらいや』には、感動しました。

 スライドをつかっての読み語りだったので、会場後方にいた私も充分にたのしめました。そうそう、

 会場はなんと老人ホームのホール!これは新鮮でした。老人とのこういう交流もいいなぁと思い

 ました。12月には、同じホールで絵本原画展もあるらしいので、ぜひ行きたいです。

☆絵本ワールドinみやぎ

 角野栄子さんと工藤直子さんの対談、木村裕一さんの講演会。なんて豪華なんでしょう!

 工藤直子さんは、私がもっともお会いしたかった人のひとり!学生時代、古本屋で題名にひかれて

 買った本は、後になって『のはらうた』のくどうなおこさんと同一人物だとわかり本当に感激したの

 でした。その思い出の古本にサインをしていただきました。本を差し出すと、「あら、スゴイ本を

 持ってきたのねぇ。うちにも1冊しかないわよ。」と言われました(笑)。それまで、マジックでサイン

 されてたのに、カバンから筆ペンをとりだされ、特別に筆ペンでサインしてくださいました。その

 お心遣いにまたまた感激。娘の名前の由来もお話できたし、本当にすてきな出会いをいただきま

 した。木村さんのサイン会では、娘の名前をまちがって書いてしまうというハプニングがっ!

 木村さんは無言で1秒ほど固まった後、まちがった部分にイラストを描き、スペシャルなサインへと

 変貌したのでした。雑誌にサイトを掲載していただいたお礼をと思っていたのに、この一件で

 おおースゴイと感動して、すっかりお礼を言い忘れてしまいました。

☆わらべうたの近藤信子さんの講座

 長谷川摂子さんが体調不良ため辞退され、急きょ講師をひき受けてくださり、開催できることに

 なった講座。たくさんのわらべうたをご紹介いただきました。海外で日本のわらべうたを紹介

 する時に、英語に訳してみたらまったく受けなかった。日本語のままうたったらとても受けた。

 というお話はとても興味深かったです。わらべうたは、やはり「ことば」ととても深く関係がある

 のだなぁと感じました。わらべうたで会場がひとつになりとてもすてきな時間をいただきました。


どれをとっても、こんな一言では終わらせたくないくらいくらい。書こうと思えば、いくらでも書けるが

他にも山積みになっていることがたくさんあるので、このへんで。


9月14、15日(日月) カヌー探検隊
またまたキャンプに行ってきました。場所は前と同じ、福島・小野川湖。

前回は、東京の友達と遊ぶのが目的だったけれど、今回はズバリ「カヌー探検」。

何をするのかというと、小さな無人島を探検する。

小野川湖というのは、そんなに大きくないが、湖内に島が点在しているきれいな湖。

探検というと大げさだが、「目標の島へ向ってカヌーをこぐ」「上陸しておべんとうをたべる」。

このふたつを達成させたいとツレアイは意気込んでいる。

14日は風が強く、遠出は断念。近くを30分くらい漕いで岸にあがった。

15日も風が強い。時折、雨がふったりする。昼頃には、天候が落ち着くとのことで、

ダッチオーブンでごはんを炊き(ツレアイ)、おにぎりを作って(私)、ひたすら待った。

まだ風は吹いているけれど、青空が見えてきた。12:00出発。

湖面が波打っている。湖じゃなくて海みたいだ。向かい風にまけないように、みんなで漕ぐ。

最初の目標は「クジラ島」。私が勝手に名付けた。大きい島だし、横からみるとクジラの形に

似てたから。30分漕いで休憩。また30分漕いで、クジラ島に到着した。

はじめての上陸だ。カヌーから下り、窮屈な救命胴衣を脱ぎ、記念撮影。

すこしだけ島を探索。「あ、ヘビだ!」「ヒョウがいたりしてぇ〜」とこどもたちを脅かしながら歩く。

突然、はるくんがしゃがみ込んだ。『みてみて!「きつねのボタン」があるよ!』

きつねのボタン?見ると、黄色いちいさな花だった。大きさは1cmもないくらい。

5枚の花びらが星型になっていて、とてもかわいい。こんな花のボタンをつけたきつねが

この島に住んでるのかしらね......。そんな想像をするだけで楽しくなる。

さて、まだお腹はすかないし、次はどの島に行く?

「クジラ島」と「こんぺいとう島(のんちゃん)」の間を抜けると、別のカヌーイスト達と出会い

お互いに手をふった。

「フライパン入り江島(私)」「ちょび島(ツレアイ)」「箱島(はるくん)」と次々に名付け通り過ぎていく。

『あそこのさ、すんげえ小さい島でおにぎり食べない?ちょび島より小さいから「ちょーびー島」だ!』

えー、ちょーびー島?ヘンな名前ー!でも決定。もうみんな腹ペコだった。

近づいてみると、ちょーびー島は岩だらけの島。カヌーを乗り上げるような場所はなかったので、

しっかりと根をはった木につなぎとめる。上陸。救命胴衣を脱いで、それぞれ好きな岩に座った。

風に吹かれ、たべるおにぎりは格別。おこげ入りおかか醤油おにぎりは、ちょっとかたかったけれど

噛めば噛むほどおいしかった。食べ終わると、島を一周した。岩をのぼったり下りたりしなくては

ならないが、50歩くらいで一周できた。

「ちょーびー島じゃなくて”五十歩島”っていうのはどう?」と私。 『ダメ。』とツレアイ。

ふたこぶ岩に仁王立ちして、なんだかエラソウだ。ふん!

気分を変えてあたり見ると、木にちいさな赤い実がなってるのを発見。

ひとつ摘んで口に入れてみる。うわー、すっぱ〜い。ちょっと渋〜い。でもたべられる。

ひとりでバクバク食べてたら、はるくんがやってきて『ずるーい。ぼくもぼくも。』と言った。

『のんちゃんも、のんちゃんも!』と枝をかきわけて、のんちゃんもやってきた。

赤い実を見てはるくんが言った。『これたぶん”ナツグミ”だよ。』 うんうん、そうかも。

縦長のだえん形で、白い斑点があって、普通のグミの実をずっとちいさくしたような感じだもの。

はるくんってスゴイ。まだ7年しか生きていないのに、わたしよりずっと色々なことを知ってる。

私はいつもはるくんに、草や虫や花や魚の名前を教えてもらっている。立場が逆なのだ。

でもそれでいいと思ってる。いつも高いところから見下ろす親じゃなく、私はいっしょに発見したり

体験したり、感動したりしたい。たぶん尊敬されないと思うけれど。

ナツグミの実を摘んでポケットにしまい、ちょーびー島を出発。帰りは追い風で、ラクラクだった。

15:30到着。今回の探検はこれでおしまい。でもまたきっと行くだろう。

まだ名付けていない島もあることだし。カヌー探検隊の活動は、しばらく続きそうである。


9月11日(木) お月見ですね
久々にのんびりした時間がとれて、金原瑞人さんの翻訳本を1冊読んだ。

一気読み。オモシロカッタ!

今年の5月に発行された『13ヶ月と13週と13日と満月の夜』(求龍堂)という作品。

なんといっても題名がいい。そして、この題名はお話のキーワードでもある。

簡単に言ってしまうと、普通の女の子が魔女に身体を乗っ取られてしまうというお話。

乗っ取られる前も乗っ取られた後も、先が気になって本を閉じることができなかった。

わたしは、ハリポタよりこのお話の方が好みだわ。

魔法使いと魔法使いの対決よりも、普通の人間と魔女の対決のほうが、身近でドキドキできる。

お話の中の季節とは違うけれど、月の美しい秋の夜に似合う作品かも。まだ読んでない方は、ぜひ。

今、ウチの玄関には、内田麟太郎さんの新作『たぬきのおつきみ』が飾ってあります。

今夜、月がみえなかったら、この絵本の前でお月見しようと思ってます。

そうだ、だんごの粉を買いに行かなくっちゃ。形は不恰好で、味はイマイチでも、

作りたてのだんごは、美味しいのだ。夕飯ひかえめにして、おだんごいっぱい食べよーっと。



9月7日(日) 伊勢英子さんの講座
第8回 子どもの本・秋・連続講座が今年もまたはじまった。

去年のレポートの宿題をまだ3つも残しているので、このレポートは当分先になってしまう.....。

なので、日記に少し書いておこうと思う。

6月の勉強会以来、伊勢ワールドにどっぷりハマッテしまっていた私。

絵本作品しか知らなかったのだが、エッセイがすごくいいのだ。

切れ味のよい文章といったらいいのだろうか?とにかく読みやすい。

自分の過去の体験や作品のウラ話などが、詳しくかかれていて、たくさんの伊勢作品と

リンクしている。エッセイを読んで、もう一度絵本や児童書を読むと、世界がグッと広がる。

どんな方だろう?日にちが近づくにつれ、どんどん期待が高まっていった。

第一印象は、小柄で華奢な方!

黒いシャツにジーンズというラフなスタイルは、パリジェンヌの着こなし。シンプルなのにカッコイイ。

この細い体の、どこからどうやって、あのパワーのある絵が生まれてくるのだろう?

時折ハスキーになる、ちょっと低めの声で、早口とまではいかないが、タタタタタッと話される。

本人はいたってマジメなのだが、一般人との感覚のズレ、芸術家ゆえの行動が、笑いを誘う。

作品への取り組み方、取材旅行でのできごと、神戸の震災の話、新作『はくちょう』のこと、

そして、命の次に大切だというスケッチ帖も見せてくださった。あっという間の2時間。

サイン会では、ひとりひとりとことばを交わしていたのが印象的だった(予定を大幅にオーバー)。

ティータイムに残った伊勢ファンは、スタッフを入れても15人程度。

伊勢さんを知ったきっかけは、絵本よりもエッセイや柳田国男さんとの共作でという人が多く

とても意外な気がした。伊勢さんは始終にこやかで、どの質問に気さくに答えてくださる。

質問の順番がまわってきたとき、私はこんな質問をした。

「エッセイを拝見すると、作品を掛け持ちして(同時進行で)お仕事されていたようですが、

絵を全力投球した後などは、もぬけのカラになったりしないのでしょうか」

すると、こんな答えが。

『絵と文章の掛け持ちはできます。でも、絵と絵の掛け持ちはできません。

描き終わった後は、やっぱり放心状態になったりします。でも、身体のどこかに残ってる場合

があるんですよね。「よだかの星」がそうでした。「よだか」はいつも私の中にいて、突然

私の絵の中に現れるんです。「よだか」は、私のライフワークだと思ってます。』

最近は、ゴッホをテーマにされているそうで、長野・穂高にある絵本美術館&コテージ森のおうち

の個展では、9月30日まで原画が見られるとのこと。(行きたいなぁ.....でもなぁ)

お話を伺って、ますます伊勢ファンになってしまった私。この熱は当分続きそうな予感。

伊勢さん、仙台に来てくださって本当にどうもありがとうございました!

     
     
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