ばんごはんがすんだあと、トリッピとトラベは本作り。
今日は本の表紙をつくります。
今日作る本の表紙には、トリッピが出ることに決まりました。
二人は写真をとる準備をはじめます。
「本を紹介する本だから、本を読んでいる姿はどう?」
トリッピはいすにすわって、前に読みかけだった本を読みはじめました。
準備といっても気楽なものです。
トラベは、トリッピの後ろに幕をつけました。
たくさんの星がかがやいているすてきな幕です。
つくえには、月が入っているようなランプもおきました。
月のランプは、黄色く淡い光を出していました。
本を読みながらトリッピが
「今作っている本は、本をキーワードに分けて紹介してあるから…」
といいかけたとき、トラベが
「なに、キーワードか。それじゃあキーワードをおかないと」
トラベはポケットから家のカギを取り出し、つくえの上におきました。
「これがキーワード。本の世界のとびらをひらくキーなんだ」
「うふっ。じょうだんがすきだね。もっと自然にいこう」
「自然にか…。そうだ、
植物とか自然なやつをバックにもってくるのはどうだ?」
トラベは家のまわりに生えているツルをとってきて、
つくえや天井につけてみました。
それから部屋にあったはちうえを、
トリッピの後ろへもってきました。
はちうえには、そえぎもつけました。
「このそえぎ、ハシゴみたいだろう。
おれたち、本のはしご読みしてるからさ」
「それってたくさん読んでいるってこと? ふふふあーあ」
トリッピは大あくび。
たった二人だけど、にぎやかに写真をとる準備ができました。
準備もできたから、さっそくトラベがカメラをかまえたとき、
まどからちょうちょうが入ってきました。
ちょうちょうはトリッピの本のそばへ。
そこでトラベは、写真をとりました。
「いい顔してる。夢で本の世界を旅してるのか」
トリッピはくつろいで本を読んでいると思ったら、
いつの間にかねむっていたのでした。
次の日、トリッピが表紙に出ている本ができました。
星空の下で本を開いたままねている子が目印です。
どこにあるのか探してみてください。
トリッピ、トラベのからのお願いです。
by うさぎピキ
|