ぼくは、月ランプの職人。
月の光と
流れ星のカケラと
天の川の水を混ぜ合わせて
ランプの明かりをつくる。
形は、お好みしだい。
今日のランプは、
ナルニア国のタムナス様からのご注文。
読書をするためのやさしい光のランプを希望とのこと。
やさしい光をつくるには、
月の光をちょっと多くする。
でも困ったことにかがやきは、
ほんの少しの分量のちがいで変わってくる。
つくってみないとわからない。
失敗すると、明かりは光らず石のように固まってしまう。
うまくいったときは、透き通ったようにかがやく。
その明かりは、とてもやわらかくこわれやすい。
そっと形をととのえて、ランプの中に入れる。
さてと、
今日の出来栄えは・・・
うん。
なかなかいい感じ。
タムナスさん、気に入ってくれるかな。
今、読書をするランプとして大丈夫かどうか
確認しているところ。
『天の川ガイドブック』を読んでいたら
なんだかまぶたが重くなってきて・・・
三日月ランプにさそわれて
ぼくは、月のうさぎと遊んでる。
by ハウト
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