<< TOP  < BACK                               絵本旅行社・ありがとう・キネンビ・少年No.10


少年の秘密


● モンテ・ムーン ●

 


 
ぼくは、月ランプの職人。

月の光と

流れ星のカケラと

天の川の水を混ぜ合わせて

ランプの明かりをつくる。

形は、お好みしだい。




今日のランプは、

ナルニア国のタムナス様からのご注文。

読書をするためのやさしい光のランプを希望とのこと。




やさしい光をつくるには、

月の光をちょっと多くする。

でも困ったことにかがやきは、

ほんの少しの分量のちがいで変わってくる。

つくってみないとわからない。

失敗すると、明かりは光らず石のように固まってしまう。

うまくいったときは、透き通ったようにかがやく。

その明かりは、とてもやわらかくこわれやすい。

そっと形をととのえて、ランプの中に入れる。




さてと、

今日の出来栄えは・・・




うん。

なかなかいい感じ。

タムナスさん、気に入ってくれるかな。



今、読書をするランプとして大丈夫かどうか

確認しているところ。

『天の川ガイドブック』を読んでいたら

なんだかまぶたが重くなってきて・・・





三日月ランプにさそわれて

ぼくは、月のうさぎと遊んでる。




                              
by ハウト




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