「鍵」と言っても、家や扉を開け閉めする為のものではなく、
今居るのとは別の空間への道を開く為の鍵を作る職人さん。
子供ならではの、
夢と空想に満ちた頭と心が無くては作れません。
夢も希望も、想像力も周りの誰よりももってる彼ですが、
ちょっとばかり暢気で
いたずらが過ぎるところがたまに傷。
「きっとばれない!大丈夫!!」
と思って
とんでもない事をしてしまう事もしばしばです。
今日も、その鍵を使って空間を歪ませ、
ランプにする為に月を取ってきてしまいました!
「今日は、こんなに星が出ていて明るいんだもの。
お月様をちょっと借りるくらいなら大丈夫。
お日様が出てくるまでに、戻しに来れば良いんだから」
そうして手にしたお月様をランプに入れ、
その優しくやわらかい光で本を読みます。
おだやかな光に包まれてる内に、
まぶたが重くなり、眠ってしまいました。
やがて、そろそろお日様と交代しなくてはならない月は大慌て。
でもランプの中のお月様がどんなに騒いでも、
少年は起きません。
慌てたお月様は、
丁度通りかかった早起きの蝶に頼んで、
少年を起こしてもらうのですが・・・・・。
少年の名前は、「リアル」。
夢を、現実に変える存在です。
by みなせ
|