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絵本旅行社・旅プラン「あう 6」

「どろぼう」を選んだあなたには・・・

『ゆめどろぼう』

夢をぬすむのは 罪になるのかしら?

ごちそうの夢だけをぬすむ

どろぼうの おはなしです。

サンタクロースのような 白い袋をかつぎ

ねらいをつけたひとの家にいく ゆめどろぼう。

そのときがくるのを まちます

そろそろ いいかな
ゆめの カギで ちょい ちょい
カシャッ

ねている姿をみるだけで

どんな夢をみているか わかってしまうなんて

さすがにプロです。

うらやましい!

と思いながら よみすすめていくと......

なかなかキビシイお仕事のようです。

たべきれないほどのごちそうに 祝杯をあげる夜もあれば

何軒まわっても 収穫ゼロで

おなかの虫の音をきく夜もある。

ついているとき と ついていないとき、

なにをやっても あるのですね。

絵をながめていて きづいたことがあります

 ゆめを食べるという動物「バク」=ゆめどろぼう ??

かなりの共通点をみつけました。

夜行性で 単独で行動するところ、

くいしんぼうで、ずんぐりむっくりとした体型、

ちいさくてかわいらしい目、とぼけた顔つき、

三角が折れ曲がったような帽子は バクの鼻にそっくりです。

違うことといったら 夢の嗜好。

バクは 悪夢が最高のごちそうだというけれど

ゆめどろぼうは おいしい夢しかたべません。

時代がかわり 姿も 夢の嗜好も 変わってきたのでしょうか......。

ごちそうは たべられなくても

一度でいいから 夢の中をのぞいてみたい。

ときどきクククと笑う こどもやツレアイの寝顔を横に

 ゆめどろぼうに弟子入りをもくろむ わたしです。

 

『ゆめどろぼう』
みやざきひろかず (さく・え)
1996年9月5日発行/PHP研究所
32p/サイズ23×23cm 入手不可

【メモ】動物の「バク」は、日本名。どうしてこんな名前になったかご存知ですか?

持ち前の丈夫な歯で草や木の葉枝をバクバクと食べるところから 名付けられたのですって(笑)。


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