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絵本旅行社・旅プラン「あそぶ 6」

「鳴き声」を選んだあなたには・・・ 『ぶたイヌくんってなんてなく?』

天才?凡才?

自分の感性が試されてしまう絵本です。

「とびだす絵本」って、絵本の中では異色の存在。

「穴あき絵本」は評価が高いのに

「とびだす絵本」は、「おもちゃ」扱いされています

おなじしかけ絵本なのに、この差別。

なんだかかわいそうです

たしかに、キャラクターものや ただ立体的になっているだけのもの、

動かすためにおはなしが付属しているものが多いので

なんとなく評価されにくい状況だとは思いますが

この絵本はヒトアジ違うと感じました。

ページが上下に分かれています

上半分にねこの顔

下半分にネコの顔

そこに こんなことばがあります

なんてなくのか わかるかな?
なかせてみましょう ○○、○○、○○

上下 ねこネコの場合

「にゃお、にゃお、にゃお」でしょうか?

つぎに、上半分だけめくってみましょう

すると、「ひつじネコ」となります。

この時点でかなりむずかしいです(笑)。

「めにゃー」などと鳴けば、こどもにバカにされたりします(笑)

6歳の息子は「べ〜〜〜ギュ」と鳴きました

4歳の娘は「メーーグル!」と鳴きました

自分の発想の貧困さに苦笑......。

ありえない組み合せが 目の前に広がるのは

とても新鮮です

じぶんの手で空想の動物を生み出したきもちになります

ページをひらいたまま、本をすこしだけ閉じたり開いたりすると

どうぶつたちの口がパクパクします

それは、空想のどうぶつたちが動きだす瞬間

こどもたちは、まっていましたと

じぶんの感性で鳴き出します

上あごと下あごの紙がこすれあうと

歯ぎしりのような音もでます

これがまたイイです!

どうぶつの組み合せによって 微妙に音がちがい

どの組み合せも上下の紙が

破れるほど引っかからないようにうまくできています

「空想の動物たちと 自分の感性であそぶ」

これは、りっぱな絵本の世界だと思います

あなたも想像力を駆使して

鳴かせてみませんか?


『ぶたイヌくんってなんてなく?』
キース・モアビーク (さく) /きたむらまさお (やく)
1988年/大日本絵画
サイズ25×13cm/1988年作品


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