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絵本旅行社・ABCブック

    Zのかたちは くまさんが 

こしをかけている おおきないす。
【ZOO】 どうぶつかいぎ
ケストナー原作/さとうよしみ文/わかなけい絵/世界出版社1968
【メモ】
 ABCブックの最終巻。どちらかといえば、最初に配本されたものの方がたくさん読んだし、印象的な作品が多いです。それでも、記憶に残っていたのは、丸い地球の絵、蛾の大群が兵士の洋服をとってハダカにしてしまう場面。岩波の絵本とくらべると、ずいぶん内容が削られてしまっていることがわかりました。岩波のかなり文章が多い構成で76ページあるものが、31ページになっているのですから、仕方がないですね(笑)。

 完訳モノは、どうぶつ会議をひらくまでの部分が長く、続々とあつまってくる感じがいいです。ワクワクします。世界中のどうぶつたち(ミッキーマウスや絵本の中のどうぶつまでも!)があつまって、愚かな人間たちに平和を訴えるお話。現代の政治家たちは、このお話を読まれたのでしょうか.....?どうぶつたちは、こんなことを言っています。

-----「かわいい子どもたちが、いつも、戦争や、革命や、ストライキに、まきこまれなきゃならないなんて!それなのに、おとなは、まだ、こんなことをいっているんだ。子どものために、世の中がよくなるように、あらゆることをしているなんてー。ずうずうしいはなしだ!」-----

 このお話と出逢って、はじめて『地球』というものを意識したような気がします。ひとつの星のなかに、いろいろな国があって、いろいろな人がいる。人もどうぶつも、えらいひともこどもも、みんな仲良くしていけたらいいなぁと。お話のようなハッピーエンドは、現実ではムズカシイと思います。だからこそ、読み継がれてほしい作品です。
【参考図書】
・どうぶつ会議/エーリヒ・ケストナー文/ワルター・トリヤー絵
 /岩波書店・岩波の子どもの本/1954
 

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