絵本旅行社MENUありがとう記念日 2009 >シロクマたち-06

シロクマたちの秘密


● ショートストーリー ●





いちばん大きなクマさんが何かを話しています。





「いいか。ちゃんと笑うんだ。悲しそうな顔なんてするな。

 人間が写真を撮ってくれるっていうんだ。

 いちばんいい顔をするんだ。



 オレたちの他に、もうシロクマは残っちゃいない……

 人間たちは、保護するなんて言っているけど、

オレたちだけにしてしまった原因のいくつかは……

 こんな小さな魚だけで生きられるか!?

 アザラシを食わなきゃ。

 人間なんか……

 信じない……



 いいか、シャッターの音が合図だ。

 シャッターの音がしたら、ここから脱出するんだ!



 オレたちは、オレたちで生きるんだ……」







 カシャッ!!!




                                
by chaury